弱い犬ほどよく吠える

ダメな大人の見本帳。

アルバに恋した5日間

(マルコとマルオの7日間みたいなテンポでお読みください)

 

砂岡事務所プロデュースミュージカル「Re:Trigger」の内容に触れています。読んでもストーリーはなんのこっちゃわからないかと思いますがDVD発売まで何も知らないでいたいという方は閲覧をお控え下さい。

 

MeseMoa.さん、共演者の皆様、「Re:Trigger」千秋楽本当にお疲れ様でした。

有難いことに20日(初日)、23日マチソワ、24日ソワレの計4公演に入ることが出来まして、稽古期間から今日に至るまでこんなにもかってくらいに心躍る日々を送らせて頂きました。

是非とも感想をブログにしたためたい、きちんとまとめた方がいいかなと思ったのですが、自分の中の感情が整頓されてしまうよりもこの熱量をなるべくダイレクトに形に残したく、20日からネタバレ垢(@umeyashikintbr)に投げ続けた呟きというか雑感を中心に、ほぼ箇条書きで投稿させていただきます。

感じたことから疑問点、好きだと思ったところから頭のおかしいこと、こじつけの妄想までなんもかんもごった煮のまさに雑感になります。いつもに増して大変読み辛いし控えめに言って頭が悪いと思いますが御容赦下さいませ。

 

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・とりあえず「どういう意味だろう」っていう興味から調べてたこれが盛大にネタバレになっていたと気付いて青ざめたけど、消したら更にネタバレ要素があることを示唆してしまうと思って消すに消せなかったよみんなごめんね!!!!

 ・まっさらのとこからあの濃いい設定を観客の頭に入れるから最初の情報量の雪崩込みが半端なくて最初は少しオロオロするんだけど気がついたらあの世界にいた

・リヒトくんは光だね……アークに差した光……

・そして光がなければ虹はかからないんだよね

・なんて……なんておたくの需要をわかっていらっしゃるんだろう浅井先生は……

・ムスタ所長のコミカルパートというか登場と退場のあの足音は完全にぜあらる。さんアニメ化決定してたし何かする度に私の周りから小さく「可愛い……」って声が漏れてたわかるめっちゃわかる

・最初にライラちゃんの歌にリールくんが歌詞をつけて歌うところの、バスケットボールとか手足とか、身近にあるものを使ってリズムを取っていくところがすごく好きです。なんていうか「生」の象徴みたいな印象を受けた

・そんな中終始ライラちゃんが透明すぎる

・ライラちゃんとノーチくんのくだりがずっと切なかったなー……ツンデレ厨二病のノーチくんの心を解いてくれたライラちゃん……

・ライラちゃんが死んでしまうことを示唆したシーンが優しいがゆえに辛すぎた

・最後のトリガーのシーンで「俺は、歌が好きだ!」って叫んで、オーブたんが「俺も」って言うあの2人のくだりはライラちゃんに向けたものなのかなって思ってる

・ノクトくんのホクくんのおにいちゃん感がたまらなかったし可愛かったんだけど人参は食べられないんだね可愛いね……

・ストーリーはほんと息付く暇もないんだけど、僅かな隙を見つけてはノクトくんのレギンスとそこから出る生足をご来光のような気持ちで拝んだことは本当に謝罪します

・人参のくだりとか何か自分の意にそぐわないことになるとお口をきゅっとしてむうううううって顔するノクトくんが死ぬほど可愛かった

・エレさんについてはもう私は切なくて切なくてたまらないし役者野崎弁当に圧倒され続けました。なんという憑依型役者……

・あと回想シーンのナイトくんのショタみすごかった、あそこのエレさんとのシーンずっと見ていたい

・初日に見てすごい好きだったのがカテコでエレさんで馬跳びするナイトくん……あの瞬間の幸せな空間すごかった……

・「あんたの背中を追いかけてるのが楽しかった」って言ってたナイトがその背中を飛び越えて行くって考え方すると更に涙腺にくる

・あと所長に対して普段は敬語で「ムスタ所長」なのに倒れた時は思わず「ムスタ!」って呼び捨てにして、最後のところでは「お前」呼ばわりしてタメ語なの最高に好き

・なんて言うか憑き物が取れたみたいな(他に言い方はないのか)

・桃組さんのキャラ設定にパンフに記載の情報の5億倍萌え散らかしましたあの設定ツボすぎる

・桃組さんは拗らせメンヘラの仮面を被って実は美容整形専門の闇医者オーブたんと第17アークの頼れる優等生を装った超天才ハッカーアルバさんという役どころだった訳ですがまーーーーーーーツボ、ツボすぎた

・二面性、ハイスペック、裏稼業っていう厨二病(ノーチくんではなく)を脳天から串刺しにするようなどストライクキャラクターに息も絶え絶えでしたよ

・特に!!!アルバさん!!!!

・ほんとにアルバさんが好きすぎてどうにかなるかと思いました

・前半まだ正体が明かされてないとことか表情見ると1人だけ「やべえな」みたいな顔してたり「お前何しやがる」みたいな顔しててずっと(好き……)ってなってた

・一番古株のユオくんの一線を引いた表情が本当に切なかった

・それだけ仲間の沢山の死を見てきて、誰かと深く関わったり知ったりするのがどれだけ辛いかわかってて、そういう感情から出て来る表情がすごく自然ですごく辛かった

・「けど頼らんといてな、頼りがいがないのが売りやから」ってユオくんの拒絶というか明確に線を引こうとした結果出た言葉なんだろうなって

・ずっとユオくんが関西弁(関西っていう概念多分ないけど)なのはどうしてなんだろうって考えてて、エレとナイト、アーベントとリヒトみたいな関係でその昔ユオくんは当時研究所員だったムスタに懐いていた時期があってその時に移ったんじゃないかな、だけどアークでの生活を送る中で(トリガーじゃなくても)何かとても辛い出来事が起きてムスタは自分の心を隠すように訛りを封印してユオくんにだけ残ったんじゃないかなって勝手に思ってます

 ・ユオくんがどうしてノクトくんに「1人で歌ってみいひん?」って言ったのか自分の中の解が上手に導き出せずにいたんだけど、深く干渉しないABO同士、特に古株で一番距離をおいてたユオくんが「誰かに対して興味を示して干渉することに踏み込んだ」の象徴的な出来事だったんじゃないかなってところで落ち着いたんだけどどうだろう

・=それがたまたまノクトくんを相手として描かれただけで他の誰かで描かれる可能性もあったのかもしれないけどそこに「フォーゲルさんに歌を歌わせたかった」っていう望みがマッチしたからなんだろうかと

 ・あともういっこ、言わば巻き込まれる形でトリガーに参加することになってしまったアルバとオーブなのにどうして彼らと同じ道を選ぶ覚悟を決められたんだろうってそこが不思議だったんだけどこれもきっといろんな考え方があるだろうなあと

・チップを開発した人とそれを埋め込む人っていうオーブたん曰くの「トップオブトップシークレット」としてプロジェクトアークに関わっていたことへの贖罪かなとも思ったんだけどなんかもっとすっきり晴れやかな感情の元のような気がして

 ・ネタバレTLでお友達が話してた説が私の中ですごくストーンとハラオチしたんだけど私が言い出したものではないのでお心当たりの方はお願いします

・アーベントさんはリヒトくんにトリガーの開催を伝える時点ではトリガーの真実を知らなかったと思うんだけどあってるよねこれ

・そこからトリガーを開催して資金を集めてアーベントさんなりの正義と信念を貫くことで、暗にリヒトくんがアークをぶっつぶしたいと思う背中を後押ししてたのかなって勝手に

・そしてここまでくると疑問でネタバレ界隈でも散々話したんですけどアルバとオーブおいくつですか

・20歳以上のABOのこめかみに自分らが開発したチップを埋め込むってざっくり見積もって40近くじゃないと計算合わないんですけどえっ好き最高

・ただ飛び級レベルの超天才児でも美味しいなって思ってる

・無資格闇医者だから医療云々の難しいことは全然わかんないのに、プラモ組み立てるみたいな感覚で思い通りにお顔いじいじしちゃう危ない子どもオーブたん……(個人的な趣味です)

・お薬の調合とかはアルバさんの方が詳しかったことを考えるとオーブたん(10代)は感覚でなんとなーく出来ちゃってて、「どこでそんなの覚えたの」「えーわかんない、気がついたらできてたからヘンかも!どっかおかしなとこある?」「……ない(そんな馬鹿な……!)」みたいな右脳の天才児と左脳の天才児だったりしたら私が楽しい

・あとアルバさんあのキャラで超グルメって美味のハードルが海原雄山レベルでめちゃくちゃめんどくさそう、オーブたんにアークのごはんの不味さ(栄養重視)に文句言ってて欲しいし、誰も見てないところでフォークで一欠片突き刺して眺めてめちゃくちゃ顔顰めて欲しい

・そんでホクあたりに「今日の夕飯美味しいね!」って言われたりすると「味を感じられる皆さんが羨ましいです」って表面上菩薩の笑みを……(ABOとしてのアルバさんは人口舌の設定です)

・あとついさっきイーリスくんが本名の話をしていたけど、アルバさんとオーブたんも本名じゃない……ですよね……?じゃないとアーベントさんにあんな堂々と名乗れない

・アークに潜入する時に名乗り始めたはずというか、外にいた時は別の名前だったはずだから(アーベントに「アルバと申します」っで名乗ってるし)、17アークのABOの名前を見たリヒトがこれもこれもこれも夜って意味じゃねえかって気付いて、じゃあ俺らがその夜を明けさせてやろうじゃんって思いつきから「おいお前らに名前をつけてやる、オーブ、ってのとアルバ、っての、どっちがいい」って尋ねたりしてたら熱いなって勝手に妄想してた

・「リヒトくんはなんて名前にするの?」「俺は「ノア」だ」「ねええなんか毛色違くない?!」「うるせえArkに潜入するんだからノアだ!なんか文句あんのか!!」ってガタガタ喧嘩して欲しい

・あとメンヘラオーブたんのときはうさたん先輩を大事に大事に抱えてるのに闇医者オーブたんになると急に扱いがぞんざいになるのたまらない

・伝わらない好きポイントなんだけどイーリスが冒頭のダンスをクリップボードを持ちながらやってるのがなんか異常に好き

・あと「もっともっと君たちのことが知りたいんだ!」の前のイーリスくんのターンの爽やかさとキレの良さが異常値

・イーリスがみんなを外に出す時の検診シーンでオーブたんにピッてした後でうさたん先輩にもピッてするの、やる方もやらせる方も可愛すぎて口から何か出そうになってた

・ていうか全体を通して前半のイーリスくんの表情のキラキラ度が眩しいくらいで、それに対する後半のモノトーンな感じの対比がみんなも言う通りすごくサイコパスみがあって好きなんだけど、最初あれは言うところの「割り切れて」きたってことなのかなって思ったんだけど、イーリスくんなりの正義を見つけて迷いがなくなりつつあるのかなって思った

 

 

 

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……最高に頭悪くて語彙力ゼロのオンパレードですね……あと妄想が多い……

考察とかがとにかく苦手でその分妄想でこじつけしてしまうのでこんな形で申し訳ございません。でも一番高い熱量をそのままにお伝えしたかったのでお許しください。

 

なんかね、前回のCFTMの時も勿論すごく楽しかったですけど、あの時と今回とで自分の心の置き場所が全然違ったんですよ。

その時感じたものを咀嚼して落ち着かせるのに結構時間がかかる人間なのですが、CFTMは公演の日々がただ楽しい!だったのに、20日に初演を見て眠りについて、目が覚めたらものすごくしんどかったんですね。

見るのが辛いとかじゃなくて、第17アークで暮らす彼らとその周囲の人たちのことを考えてすごくすごくしんどくて、なんだろうこれはなんなんだろうってすごい考えてたんですけど、私多分CFTMは「めせもあ。さんが頑張ってる姿」を見に行ってたのかなと思いました。

勿論お話は素晴らしくて彼らは月の世界を生きていたけど、月の世界に生きる彼らを演じるめせもあ。さんを見に行って、それをすごく楽しい、頑張っててすごくかっこいいって感じてたのかなーって。

それが今回はきっと、私はずっと第17アークを見に行ってたんだなあって思いました。演技を頑張るめせもあ。さんじゃない、第17アークで生きるABOや研究員を目の前で感じて、物語に触れて、苦しさや喜びや希望を見て、だからものすごくしんどかった。

同じストーリーを見ているはずなのに、公演を見ない日でも、ああ今頃彼らがどこかで必死に生きてるんだ、そんな風に思えてしまって、だからすごく苦しいって思ったんだな、そう思いました。

それってすごいことなんじゃないかなって思うんです。

私は芝居のことは全然わからないけれど、言葉はおかしいけど「芝居」として捉えず「どこかにある現実」って捉えていて、それだけ没入させちゃうくらいめせもあ。さん達はパワーアップしてたんだなって。やっと今日になって少し冷静に感じることができました。めせもあ。さんたち本当に頑張ったんだなって、そんなのわかってるはずなのにそれをうっかり忘れちゃうくらいにABOで研究員で闇医者でハッカーでした。

本当に本当に素晴らしい、色んなことを考えさせられる舞台でした。

願わくばまたいつかどこかで彼らに会えますように。

 

最後に随分真面目語りをしてしまいましたが、この期間中にネタバレ垢で呟いたものの中で、言うて結局お前そこかよ感満載の呟きを載せてお別れしたいと思います。

 

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いかにじゃねえわ。

 

それでは第18アークを探しに行ってきます。

探さないでください。