弱い犬ほどよく吠える

ダメな大人の見本帳。

OUR HOUR

本当にお気持ちポエムになりそうなのですがこの感情をどこかに書き留めておきたいので。

 

本日MeseMoa.さんの8thシングル「アワアワ」のリリイベに参加してまいりました。

 

久しぶりのライブ、久しぶりの生MeseMoa.さん。そりゃあもうめちゃくちゃに楽しみで楽しみで、仕事を尋常じゃないスピードで片付けた私は、17時からの烏合のリリイベでみんなの涙にもらい泣きしながら豊洲に向かっていました。
この曲を背負うという心意気を抱いたままずっとずっと色んなことを我慢して涙を飲んで、でも笑顔で笑顔で頑張ろうって楽しませることたくさんずっと考えてくれて、バースデー放送でぐんで、昨年12/31時点でファミリーサイズのかまくらを作れるくらいのクソデカ感情からスタートしていた烏合之衆は雪だるま式にでかくなり、雪崩どころか南極大陸レベルにまでなってたかと思います。
よかったねほんとよかったね、出来ればその場にいたかったけど叶わなくてもこんなに嬉しいもんなんだってひとしきり泣いて多幸感に包まれながら(ブランクがありすぎてキンブレ用なのに単三電池を買う凡ミスを犯しながら)たどり着いた久しぶりの豊洲PIT。

 

Your IDのかっこよさに湧いてフォーゲルさんのラップに溶けて、間奏のカノンの野崎さんのしゃがみの深さに声が出そうになって、MCでうっかり声出しかけて、新曲「ねぇ」のえっちさに湧いて。
ああ楽しいなやっぱライブっていいな幸せだな、あっそうだ推しカメラってこういう感覚だったじゃん、あれ私キンブレ振るの下手になってんな?!っていろんなことを考えながらもただただニコニコニコニコライブを見ていました。


なのに烏合のイントロ、フォーゲルさんの歌い出し、スピーカーからの爆音を聞いた瞬間、驚くぐらい突然涙が溢れました。

全身ぶわっと鳥肌が立つような感覚で体が動かなくなって、涙だけがどばーっと。
初披露からずっと家で、イヤホンで聞いていた音が直で自分の耳に来る。音源じゃない、配信に乗せる用に調整した音じゃない、広い会場で大きなスピーカーを響かせて、数百人の人達に届ける大音量。

その体験をした事がある(CD音源とライブでの音の両方を聞いたことがある)「Your ID」、そのときに初めて目と耳にすることになった「ねぇ」に対し、そのとき初めてあの音の体験をしたことが原因だったのか、推しさんに対する感情が爆発したのかは今となってはわかりません。

 

ただ自分でもびっくりしたのですが、その時多分初めて「あ、私ものすごくライブに飢えてたんだ」って気付きました。

 

映像で見て、音源で聞いて、配信ライブを見て、そりゃいつかライブで見られますようにって思ってはいたけど現状世界はそれどころじゃなくて、そんな中で与えてもらえる限りの最大限を享受できていると思っていて、ありがたいなあって日々感謝しかありませんでした。
でも初めてあの爆音で烏合を聴いたらだばだば涙が出てきて、知ってる曲、聞いたことのない音、ディスプレイを隔てない大好きな人たち。どでかすぎて忘れ物とも思っていなかった忘れ物を渡して貰えたような。

その気付きを突然、耳を通じて得たような感覚でした。

 

仕事にしてもオタクにしても、もともと自分を納得させるというか、自分が一番負担のないところに気持ちを持っていくのは得意な方だと思います。
ライブを見たい、全員揃っているところが見たい、客入れイベントが欲しい。でも思っても言ったら迷惑がかかるかもしれない、しんどい気持ちになるのは自分だからと、例えば今なら「こんな情勢だから」とか、「こういう事情があるだろうから」とか、自分が納得できる筋道を作って、落とし込んで、よく言えば聞き分けがいい、悪く言えば諦めが早い。

そんな風にして蓋をしていたことにすら気付かなかった感情があの一曲で解放されて満たされて表面張力に耐え切れずにどばっと溢れて。そんな瞬間でした。

なんだよ直接行った自慢かよって思わせてしまったらそれは私の書き方の拙さです。
ただ感情伝達の遅さが恐竜並みで言語化が普段あまりにもままならなさすぎる人間なのに、ここまでぶわっと何かを考えて残したいって思うことって滅多になくて、きっと数日経って整理されたら思うところは変わるのかもしれないけれどもどうしても残したいと思ってしまったのです。

来られた人も家で見た人もこれから見る人も色んな事情があって色んな感情があって、全ての人が開催を手放しで喜べる環境ではないと思います。

時間がかかるのか意外とすぐなのかわかりません。
ただあの隔たりのない世界であの音を浴びたいと思った時に皆が好きに浴びられるようになる日まで、どうか健やかで楽しく過ごせますようにと願った夜でした。

 

ありがとうございましたポエム終わり!!!