2020年も大変お世話になりました。
オンラインで初めましてしてくださった方、ひっそりご覧くださっていた方、前から仲良くしてくださってた方、なかなか直接会う機会はなかったけど、関わってくださった全ての皆様に御礼申し上げます。
世界中がとんでもない方向に転がって行った2020年、昨年12/31の大阪で流した嬉し涙が色々な色に変わっていった2020年。
たくさんの感情がありました。悔しいも悲しいも心配も寂しいも、嬉しいも楽しいもよかったねも。
この1年を忘れることは一生ないだろうと思います。
でもそれは悪くもあるけど良いことも多少なりともあって、それを「おかげで」という言葉で括るのは躊躇われるのですが、この世界がもたらしたといいますか。
いつもはなかなか同じ空間を共有することが出来ない遠方の友達と、環境は違えど同じタイミングで同じものを見て感想を共有することが出来たこと。
本当だったら地方公演だった夏の日、突然訪れてしまったうさぎのウルクさんの旅立ちを夫婦揃ってお見送りできたこと。
生活感溢れる配信をたくさんやってくれて端的に言うと捗ったこと。
ソロライブやペアライブで、今までよりも更に新しい魅力を発見できたこと。
これまであまり触れる機会がなかった他グループの魅力に気付けたこと。
後輩と絡むお兄ちゃんだったり先輩だったりな推しさんを見られたり、想定の数億倍かっ飛んでいた脳内が映像として残ったこと。
それを経て再びメンバーと一緒にやることへの思い入れに触れて、本当にいいグループだな、メンバーのこと大好きなんだなってわかったこと。
あとこれは項目として扱うには文字が多すぎるので別立てにするんですけど、私リリイベに参加する場所がけっこう散らばってまして、平日の昼休みに会議室に駆け込んだりとか会社からの帰り道とかいろんな場所で取ってまして。その結果ちょっとドリーミンな感じにはなりますが気付いたら推しとの思い出の場所が激増したことに気付いたんですね。
ちょこちょこ出向く地元のショッピングモールにある地域色ゴリゴリのクリスマスツリーの前とか、ふきっさらしのオープンカフェとか、畑と工場に挟まれた徒歩20分の会社帰りの道のりとか、自宅の寝室も洗面所も、ありふれた場所なのにそこに推しと会話した記憶が追加されて、なんてことない場所なのに通るとあーここでこんな話したなーって毎回思い出してニヤニヤするみたいな。
とんでもねえ1年だったな、来年はもう少し情勢が上向いているといいなはずっと思ってるけど、じゃあつまんなかったの?って聞かれたらたぶん「ううん楽しかった」って即答します。
オタクにまつわることも、関係のないエトセトラでも、この情勢故に涙を流したこと、唇を噛んだことは山ほどあるけど、そんな中で起きたいくつかの偶然と、推しからもらった「楽しい」を両手いっぱいに抱えてここに着地しました。
エンタメに泣いて、エンタメに笑って、エンタメがあるから2020年を肯定することができた。
肯定っていうのはおかしいかな、許容くらいかもしれないですけど。でも「一概に悪いもんでもなかったな」って思えるのは間違いなくエンタメの、アイドルの力でした。
とあるオンラインのリリイベの際、推しさんが私に言ってくれました。
「なんでも全力で楽しめるのってヨヲコさんの才能だと思う」。
それは私にとって最高に嬉しい誉め言葉でした。
これといって意識も無理もしていないからタナボタっちゃタナボタなのですが、たくさん考えてくれたエンタメに対する一つの答えとして「楽しむ」は確実にあると思うので、それを認めて誉めていただけたのは最高に嬉しかった。
私はフォーゲルさんと野崎弁当さんの複数推しなのですが、どちらに対しても推しとしてのクソデカ感情を曝け出すこと対して未だに躊躇がありまして(その割にTLでいっつもわあわあ言ってんなとか言わない)。
推してるのに、自信を持って大好きなのに、「緑推し」「茶推し」って呼ばれるとそこは私も入っていいですか、誰も怒りませんかって一瞬立ち止まってしまうようなところがあります。
これを読んだ誰かにお前結局どっちなんだよとか二人に散ってる分愛情半分なんじゃねえのとか思われてたらどうしようっていう被害妄想チックな何かといつも勝手に一人で戦ってまして、その結果こういうときにブログの主語が漠然としてしまってそれがまた悩みの種でもあるのですが、何をどれだけ聞かれてもどっち?って聞かれたらどっちもで、そんなことないよって言っていただいても変なとこ気にしいなせいで多分これはオタクやってる限り永遠に戦い続けるような個人的なアレですが。
それでもやっぱり、水とごはんと睡眠と推し。ないと死んでしまう人間がここにもいるんだよ、あなたが糧なんだよっていうのはどっちにも等しく、単体攻撃と等しいパワーでずっとずっと伝えて行きたい大事なお知らせです。
しょうがないじゃんたまたま私の中に世界がふたつあってそれぞれの世界で一番なんだもの!入れてください!決してお邪魔はしませんので!
貴方がたくさん考えて投げてくれた「楽しい」、9割くらいの打率で「超楽しい」で打ち返してやろうじゃありませんか。ホームラン打ちます。柵超えます。っていうか意気込まなくても多分勝手にしてると思います。だって私には才能があるんだもの。
すごいね推しの力って!(単純)
あと数時間で世の中は2021年を迎えます。まだもう少しふんばりどころが続きそうですが、彼らの世界が一歩ずつでも開けていきますように。
そしてその先の未来の片隅で喉をガラッガラになるまでコールして、笑って、違う色の涙の流すオタクの一人になれますように。
とりとめのないブログですが改めまして本年もお世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様良い新年をお迎えください。