弱い犬ほどよく吠える

ダメな大人の見本帳。

never

※V6の話しかしてないブログです

 

 早いもので気が付いたら10月も後半になってしまいました。

 3月12日の霹靂から半年、月並みですけど「あっという間」という言葉以上にしっくりくるものはやっぱりありません。

 

 この半年のみならずそれよりずっと前から、Twitterを見てくださってる方からしたらV6V6うるさいアカウントに見えたかと思います。折に触れて騒いだり特番シーズンになると見ろ見ろうるさかったりあの曲を推しにやってほしいと延々語ったり。

 あまりにも歴史が長すぎて四捨五入のようにデビューからずっと、と言ってしまっていましたが、正確には2ndのMADE IN JAPANがリリースされて少し経ってからのファンでした。当時放送されてたドラマ「銀狼怪奇ファイル」で健くんが気弱ないじめられっこを演じていたのですが、最終回で実は黒幕だとわかって急に冷徹な表情を見せた時にスコーーンと落ちました。あれで。あれで。(すごい棒読みだった)

 今Wikipediaで調べたら最終回が1996年3月16日だったそうなので、その日に一気に沼落ちしたことになります。そう考えると私今でも嗜好変わらねえな。

 当時はキッズだったものでものの見事にしばらくガチ恋期間となりましたが、その後紆余曲折いろんなところにあっちゃこっちゃ好きが飛び散らかって、26(年中25)年、今の居場所がここ、という感じです。

 

 正直、がっつりV6だけを愛し続けて25年、というファンではありませんでした。

 

 それなりにコンサートには行ったけど他にかまけてしばらく見ない時期もありましたし、ドラマとか舞台とかも追いかけられてたわけではありません。バラエティもそんなに見ていたわけじゃありません。

 

 だけど25年間ずっと、6人で歌い踊り続ける彼らが好きでした。

 

 生きてきた中でたくさんたくさん「好き」はできたけど、その「好き」の横をずっと並走してくれていた、そんなイメージでしょうか。

 それはご本人たちはもちろん、一線で応援されているファンの人からしたら本意ではないだろうし、面白くないと思う方もいらっしゃると思います。

 それでもどこに行っても誰が好きでも、私の中でV6というグループは誇りだし、自慢だし、好きだから見て、と胸を張ってお勧めできる存在でした。そう、今で言う「推す」の原点のようなものなのだと思います。

 

 職人のように歌とダンスを磨き上げて、そりゃ華やかなんだけど同じ事務所の他Gからの相対的に見たらきっととてもシンプルな部類に入るであろうセットで魅せるクオリティの高いパフォーマンス。バックダンサーなし、バックにつくのは基本メンバー。

 立派な大人なんだけど何歳になっても子供で、揃えばわいわいぎゃあぎゃあ楽しくて煩くて全然まとまらないし、ソロになったら全員ちゃんとシュッとしてるのに揃うと最年長はおじいちゃんだし最年少は一生末っ子だし、ライブMCでボンタン狩りとか始めちゃうし何かあると全然日は違うのにとりあえず長野くんの誕生日祝い始めるし。おかげで長野くんの誕生日しばらくわからなくなったわ。

 誰も欠けないのすごいねっていろんな人がいろんなところで言ってくれてて、色々噂は立ったりしたしその時実際どうだったかなんて知る由もないけど、とにかく本当に誰も欠けることなく26年間。

 

 「大人になってもかっこよくアイドルであり続ける」を体現し続けて、勤続年数を重ねる6人に「永遠」という夢を見てしまっていたのはいつからだったのか、今となってはわかりません。

 

 この人たちは大丈夫、ずっと私の「好き」を並走してくれる。

 そんな身勝手な夢を抱いて好き勝手飛び回っていたし、その時その時の「好き」の対象にこの人たちみたいになってほしいと勝手に願うその根底にあるのは、身勝手に信じて疑わなかった「永遠」でした。

 

 そしてその気持ちがね、困ったことに全然消えてくれないんですよ。ほんとは「永遠なんてないのにね」って笑わなきゃいけないのに。

 お前が言うなって言われても、私の中でずっと自慢で、誇れて、普遍的なんですよ。

 そんで多分11月2日以降も変わらないんですよ。

 

 きっとこれは今、寂しいけれどすごく幸せだからなんだと思います。全員そろってたくさんの歌番組に出てくれて、これでもかってくらいメドレーとかちょっと珍しい曲とかやってくれて。

 長いこと3次元のオタクをやってると色々あるもので、脱退卒業解散撤収逮捕に死亡にってバリエーション豊かに終わりを見せられるものですが、こんなかっこよく綺麗なことってあります?

 ビシッと6人揃っていろんなところで最後の出演を果たしてくれて、なんなん君ら本当に最後の最後までかっこいいってどういうことよ、と。

 終わってしまうはずなのに、「終わるならこういう終わりであれ」って誰かに対して願ってしまうような、そんな瞬間を見ているからだろうなと思います。

 幸せで、寂しくて、絶対後悔するから全部余すことなく見とかなきゃいけないのに見るのに思いのほか勇気が要って、結果HDDが悲鳴を上げてます。

 だけどいろんな番組で「最後の出演」が目立ってきて、「またWAやるの?!」も「愛なんだは別にもう良くない?」ってこの先言うこともないんだなって、そんなことを思ってカレンダーに目をやって、数えて、目を背けて、そんな毎日です。

 

online.johnnys-net.jp

  11月1日、もしほんの少しでもご興味があって寂しいな、と思ってる方がいらっしゃいましたら、よかったらご覧ください。アーカイブなしだからリアタイ必須ですが。

 26年間走り続けてきたアイドルが迎える、何にも代えられない1日。

 

 ここに「最後の一日」と何度も打って、何度も消して、言葉を考えて考えて考えて、結局「最後の」と書くのは止めました。

 

 今の気持ちとしては「多分この日この人たち世界一かっこいいから見て」です。

 

 推すって「好き」の意味みたいに使ってしまってるけれど「人に勧める」って意味なんだなあって改めてすごい当たり前みたいなことを思いつつ。

 絶対かっこいいよ。伊達に25年間私が自慢し続けてないよ。 

 

avex.jp