弱い犬ほどよく吠える

ダメな大人の見本帳。

1年半もある

 ブログの!スパンが!!異常値!!!

 

 すっかりお気持ちオタクと化してしまってすみません。

 兄のキャスを聞いて思うところがあってツイートしようと思ったんですけど、10連ツイくらいになりそうなのでもういいやブログにしよって思った次第です。

 

 この数日で「1年半」って言葉をもう一生分聞いたし発したし考えまして、そのあとにはだいたい「しかない」っていう言葉が続くしもう毎日そんな風に考えて相変わらず情緒はジェットコースターなんですけど、たまにふっと、タイトルの通り「1年半もあるじゃん」って思う時があるんですよ。

 そのたびにセンチメンタルわたしが何言ってんの1年半しかないんだよ?!って両肩揺さぶってビンタしてくるのでああそうだよね1年半しかないよねってまた思うんですけど、時々「も」になるのがなんでなのか自分でもよくわからなかったんです。

 きっと生誕とかハロウィンとか2回あるって思ってるからかなあっていう単純に暦的な観点だと思ってた(そして多分2度目のハロウィンやクリスマス辺りなんて情緒不安定極まりない)んですけど、今日キャスを聞いててやっとストンと落ちました。

 

 オタクも推しもいろんなことを見て、聞いて、感じる期間があと1年半もある。

 

 多分これだなあと思いました。

 

 兄のキャス、心が痛かったです。

 自分もめちゃくちゃ悩んでるのに誰も傷つかないようにってたくさん考えてくれてて、なのにつらい言葉を受けて傷ついて。

 見知らぬ誰かに向かって何してくれてんだととても憤りを覚えたときに、はっきりと「あと1年半もあるんだぞ」と心が文字になりました。

 

 2020年の始め、世界がぐるっと変わって世の中の動きが、人の考え方が、大きく変わりました。

 一般的なことで言えば例えば「多少しんどくても体調が悪くても頑張るのが美徳」だったのが「少しでも辛かったら休んだ方がいい」に変わったりとか。オタクとしての考え方も人それぞれ、推し方だったり見方だったり、色んなところで変わったと思います。

 そしてそんな風になるまでに、多分1年半なんて到底かかってないと思うんです。きっとほんとあっという間。だって実際あれから2年ちょっとしか経ってない。

 そんな人の心が移り変わるのに十分すぎる時間があるっていうのに、極端なことを言えばそこで何かが変わる可能性だってあるかもしれないのに、わざわざ辛いの追い打ちをかけて誰が何の得をするのかと。

 

 1年半っていう年月を考えたとき、ネガティブやヘイトを投げかけられるにはあまりにも長すぎる時間だし、上向いていた気持ちを下に下げてしまう力はきっと十分持ってしまう。

 逆に愛情を注ぐには十分すぎるかどうかはわからないけれど、ポジティブとライクからの差し引きさえなければそれなりの時間なんじゃないかなって思うんですよね。

 

 別に「1年半もあればもしかしたら心変わりがあるかもしれないじゃん!」とまでは言いません。嘘です背中を押したいと思ってる日と半々くらいで思ってます往生際悪いから。でも本当にそこまでのことを考えているわけではないです。

 でも例えば自分が1年半前何考えてた?って聞かれたら全然違うこと考えてたりもするのは事実なんですよね。ブログでもツイートでも私こんなこと思ってたんだ!ってびっくりすること数知れず。だって現に週1でブログ書く日が訪れるなんて思ってなかったし。

 だからいって覆れ考え直せとは思ってないし決断は決断だけど、ひとつの物事を決めてから実際に動くまでの時間、って考えると1年半ってけっこう長いんじゃないかなとも思うのです。

 

 その期間のオタクとアイドルはきっと北風と太陽みたいなもので、冷たい風を吹き付ければ身も心も閉ざしてしまうばっかりだけど、温かい光を注いでいればもしかしたら見える景色も変わるんじゃないかな、武道館のステージから見える世界も違うのかなって。まだ縋ってんのかお前って言われたらそれまでですがそんな風にも思ってしまうのです。

 たとえそれで何かが変わることがなくても、彼らが後にこの2022年6月から2023年末を語ることになったときに、顔を曇らせるようなことがないといいなと。

 

 どうか大好きなアイドルたちがこれ以上心を痛めることなく、アイドルって楽しい!って思って過ごしてくれますように。

 

 そう願ってやみません。