年齢ってめんどくさい概念だなあってたまに思います。
こと大人になって、ある程度年齢を重ねてからは特に。
野崎さんがお誕生日を迎える数日前、折しも私もお誕生日を迎えましてまた一つ年を重ねました。
あんまり積極的に自分の年齢の話をしないようにしているのですが、若く見られたいは主たる理由ではなく「あいつその年齢でその思考と社会性なのか」と思われるのが怖いのと気を遣わせたくないのが9割で、その傾向は年齢を重ねるごとに顕著になって、まあ言わなきゃバレんやろ精神からなんとなく引っ込みがつかなくなって、そうして今に至ります。1割くらいは若く見られたいもまああります。
新しい事にチャレンジしたいと思ったとき、心惹かれる服に出会ったとき、鮮やかな色の化粧品が目にとまったとき。そんなん誰も何も気にしないだろって思っていてももう○歳だしなあって思うことは少なからずあります。
過剰に意識してしまうこともあるし、それ故に人のを知りたがってしまうこともあります。
そんな私が、年齢非公開のメンズアイドルを好きになったのは今から10年ちょっと前の事。
その当時は最年少の小さな男の子以外年齢は明かされてなくて、検索サイトで名前を入れると「○○ 年齢」でサジェストされるほどみんな年齢を知りたがっていたけれど、私は年齢が分からないことに少し安心しつつ、やっぱり好奇心であの人はいくつなんだろうと推測してみたりなんかもして。
生まれた年とその差って絶対的なもので決して縮めることができないじゃないですか。
それを突きつけられるのがなんとなく怖くて、マスキングされていることに安心感を覚えていました。
アイドルに始まって俳優さん、スポーツ選手、芸人さん、ニュースに出て来るえらい人、若くしてと語られるような訃報なんかもそう。画面の向こうの人たちがどんどん年下になっていくじんわりとした恐怖はなんとも説明しがたいものがあって、それを純粋に楽しめる自信がなかったのだと思います。
あと今となっては信じられないかもしれないですけど、最初私野崎さんのこと同い年くらいなんじゃないかと思ってたんですよ!
いやお前ふざけんなと思うかもしれないですけど考えてもみてください私がオタクになったのが12年前、そして野崎弁当さんと言えばベンジャミンバトンを地で行く男でお馴染みじゃないですか(???)、交点と見紛うような時期があったんですよ、お願い古参の友達助けてそんな時期があったって言って。
そこから数年経って年齢が公表されて、野崎弁当同い年説は儚くも崩れ去るのですが、そんなパンドラの箱が開かれて、さあ何が残りましたかと言われたらちゃんと幸福、というかプラスの作用がそこにはあって。
メンズアイドルとしては少し上目な年齢でしゃかりきに頑張る姿とか。
グループ内推定最年長、誰よりも大人の意見と心を持っているけど誰よりもぶっ飛んでいるところとか。
どれだけ近くで見てもすべっっっっすべで加工要らずのお肌とか。
食前に四次元ポケットでも食べたんかってくらいの無限の食欲とか。
幅広い知識量とそれを裏付ける生きてきた時間とか。
節目を知ることが出来て、それに向けて大きな大きなお祝いが用意できることとか。
別の世界で頑張る同じ年の有名人に勝手に親近感を抱いたりとか。
「だから」も「なのに」も入り交じって、本人の意志によって知り得た年齢という情報がちゃんと良いことに作用して、スパイス、……スパイスとも違うかな、でもその人のそのものの良さはそのままに、そこにもう一色重ねられたみたいなそんな良さ。
かといってわからないのがダメかと言われるとそうじゃなくて、だって実際私の推しの2/3は年齢がわからないままになってしまったけど、わからないならわからないでその差は0とすることができたし。暴論とか言うな。
でも年齢を背負ってその生きざまを見せるのも素敵なことなんだなと教えてもらいました。
勿論理由は人それぞれですが、自分のそれが精神性の幼さとか未熟さによる不安から来ているので、それを裏返して考えると野崎さんがきちんと自分を持っていることの現れのようにも思えて、改めてかっこいいなと。
年齢なんて記号じゃんって言いきるまでの勇気も出ず、こんなブログの書き出しにしても結局自分は言う気ないんかいってふらふらふらふらしている女にも、それはかっこいい記号になり得るんだと思わせてくれて。
年齢だけじゃない、持ってるものや纏うものすべてを武器に変えて、柔らかく戦う姿は眩しくて渋くて美しくて、年を取るのも年を言うのも悪いことじゃないよって、○歳も年下の男に背中で教えてもらいました。
そんなじんわりとした、大人の落ち着きというか確証めいた安心感があるかと思えばとんでもない爆発力も秘めていて。
いつしかのキャッチコピー「不器用に、成熟」って本当に言い得て妙で、決して器用とは言えなかったりえっ大丈夫?!ってなったり、だからそういう……そういう……!!!ってモダモダすることもあるんだけど、そんな心配の後には必ずと言っていいほどぐるんとひっくり返される何かが待っていて、悲鳴を上げて、歓喜して、笑って、時に涙して、すいませんでした!!!って心の中で土下座して、これだから茶推しはやめらんねえなって美味しいお酒を飲むんだと思います。
野崎弁当さん、改めてお誕生日おめでとうございます。
素敵な年輪ごと愛させてくれてほんとにほんとにありがとう。
幸せでいてくれればそれが一番だけど、できれば1日も長く40代アイドルとして応援できる日々が続きますようにと願って、40歳のお誕生日祝いブログに変えさせて頂きます。
