弱い犬ほどよく吠える

ダメな大人の見本帳。

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 皆様今年も大変お世話になりました。

 例年ですと数日前からブログの準備をしてカウコンの少し前に投稿とかご挨拶の流れなのですが、今年は昨日ギリッギリまであれやこれやの保存に追われていました。ありがとう新幹線という余白。

 

 どんな年だったかなーって思い返してみて、それはそれはもうハイカロリーな1年だったの一言に尽きるのですが、なんかRPGのラスボス戦手前みたいな2023年だったなーと思いました。そんなにゲームやらない女が言うことだからピンと来なかったら申し訳ないのですが。なお最後にやりこんだRPGFF零式(2011)です。

 卒業っていう事実をラスボスとして2023っていうラストエリアに突入して、HP(体力)とMP(メンタル)ガシガシに削りつつしんどいとか寂しいとかそんな感情っていうモンスターと戦って、ちょっとずつこの寂しいにはこの魔法だとか、このしんどいは逃げた方がいいとか経験値を積んで2023を過ごしまして。

 なんか最初の書きぶりだけどめせもあさんそのものがラスボスみたいだけど、めせもあさんそのものは回復アイテムだと思ってください。推しからの写真や配信がポーションだったり回復魔法だったりするかな。そんで接触とかライブとかが宿屋的な。ゴールドもだいぶしっかり消費するしな!!

 強くなったかはわからないけど、多少はレベルアップというか、布の服と木の棒で突然放り込まれちゃってズタズタになってた2022よりは向き合うっていう形で戦えてるかなあと思いながら過ごした2023でした。

 同じフィールドにたくさんのお友達がいて、推しが卒業するしない問わず、みんなたくさんの装備を整えたり魔法を覚えたりして、みんな一緒にだったり1人でだったりで戦ってたような気がします。

 で、満身創痍でどうにかこうにか辿り着いた横浜でついにラスボスと対峙して、真っ赤っかなゲージでHPもMPもGも全部1でエンディングを迎えたみたいな、そんな2023。

 幾千ものマルチエンディングなので自分が見たそれがどのくらいに位置するものかはわからないし、辺りに花咲き乱れて世界に平和が訪れてめでたしめでたし、みたいなエンディングではないような気がするし、辺りにまだモンスターもうようよいるんですけど、でも私が見たエンディングはとても大好きな世界で、エンドロールで流した涙はこの上なくスッキリしていました。

 めちゃくちゃ消耗したけど推し切ったなー!みたいな感情が、こんな感じの全部真っ赤なゲージだけどどうにかこうにか戦いきったみたいな気持ちに繋がってるんだと思います。言葉に落とし込もうと振り返ってみたら、背後は広くて楽しくて大変なフィールドが広がっていました。

 今はちょっとほけーっとしながら拾い忘れたアイテムの回収をしてるところで、今年いっぱいで仕様変更があるので慌ててかき集めてたところなのですが、ゲームを終了しますか?って聞かれた時に押したボタンは「▶︎いいえ」でした。

 突然現実に戻しますけどなんか無理やり区切る必要もないかなーって個人的には思っていて、好きなものは好きで終わらせようやめようと思って終わらせられるようなものでもないし、日々キンブレを手に叫んでいたその名前はアイドルを呼ぶものではなくなってしまったけど私の知ってる呼称はそれしかないし、ひと段落はしてるけど全然好きなので気が済むまで緑推しで濃桃推しで茶推しでいようと思います。

 考えてみたらほぼほぼ音沙汰なかったみすもあさんも妄想と捏造とアーカイブだけでここまできてしまってたので自分まだ全然頑張れます。無理だなと思ったら適宜フォロー外したりミュートしてね。

 

 で、私の2024ですが、今まだ宿屋で怪我の回復に努めてるみたいな状態なのですが、落ち着いてHP MPが回復してお金が貯まったら少しまた最初の村からうろうろしてみようかなあと思っています。(突然設定を戻す)年末に大阪に向かいながら言うことかって話ですが。

 しばらくはね!!ちょっとおとなしめにはなりますが!いかんせんGがないので最初の村で貯めないと!

 

 そんな感じで2023の冒険はひとまず終了。強くてニューゲームかって聞かれたら微妙ですけど、今でもそこらへんにうようよしてるモンスターを適当に倒したり仲良くしたりしながら2024エリアに突入します。

 「▶︎はい」を押した人も「▶︎いいえ」を押した人も、選択画面が出てこなかった人もみんなみんな、1年お世話になりました。会えて話せて一緒に入れてほんとにほんとに楽しかった!単番戦士だったはずなのに色んな人とパーティーを組んだりなんだり色々あった結果この1年ちょっとですっかり寂しがりになってしまったので、現場じゃなくてもご飯とかあったら誘ってください。

 

 来年もどうぞよろしくお願いします。良い新年をお迎えください。

 

拝啓、じゃないズ様

 はじめに、大切な人達の門出を祝うブログだと言うのに、3人まとめての、更に言えばグループの中のユニットに宛ててのメッセージとなってしまうことをお詫び申し上げます。

 だけど私はどうしたってこの3人を特に推していて、勿論他の6人も大好きで9人ひっくるめて推しているのですが、それでもやっぱりこの3人に宛てる言葉ばかりが止めどなく溢れてくるので。

 ご本人に宛てて手紙も書くのですが、そこから零れ落ちた、本人にまっすぐに告げるには少しばかり気恥ずかしい言葉をこのインターネットの海に置かせて頂きたいと思います。

 

 フォーゲルさんへ。

 これは多分本当に初めて書くのですが、実はあなたを最初に認識した時に抱いたのは決してポジティブな感情ではなく、漠然とした不安感からでした。

 アイドル気取り真っ最chu!のオーディオコメンタリー、ぱじなるのラストのソロパートの時に(おそらく照れから来るであろう)ぼそりと呟いた「ほんと嫌」、あの一言に私はとてもとてもびっくりしてしまったのです。

 この子は大丈夫なんだろうか、この活動を楽しめているだろうか、辛い思いをしていないだろうかなんて心配になってしまって、当時まだグループを好きになりたてだった私は、この形があっという間に壊れてしまわないか不安で、好きだから注目して見る、じゃなくて心配だから注視する、が貴方に向けた最初の感情でした。あと塩顔童顔好きとしては単純に顔が好みでした。

 それが注目してみたら、話してみたら。俺なんて俺なんてはなかなか変わらなかったけど、あの時俯きがちで自分に否定的だった男の子がぐんぐん前を向いて、上を向いて。

 それはそれは楽しそうにステージの上で飛び跳ねて、人懐っこさとホスピタリティと驚異の記憶力でどんどん会う人会う人虜にして、私もまたその一人でした。

 できること、やれることを見つけてどんどん吸収していこうとする姿がいつでも眩しくて、見ててワクワクするのに不思議な安心感もあって、天然で、普通の男の人なのにちょっとだけずれてて、どうしてそんなにってくらい誠実で、いっぱい言葉を紡いでも最終的にシンプルに「大好き」に帰結してしまうのですが、やっぱり大好きの一言に尽きるのです。

 リアコではないけれど、遡及的に考えて一言で表すと「恋」に当たるのかなって。

 ここを離れてしまうと聞いたとき、アカウントを消してしまうと聞いたとき、本当に本当に寂しくて、なんという大失恋だろうと思ったし、今でもそれは全然変わらなくて、だけどこの日に向けてひとつひとつ丁寧に、できることを全部やって去ろうとする様がなんにも言えないくらいにかっこよくて、そのまま失恋に準えて話をするとするならそんだけいい相手(夢)ならしょうがねえや、幸せになりやがれ!とずっと思っています。

 もうちょっと本音を言うとそうやって思うことでいい女オーラ纏ってやろうと必死にしがみついています。

 神様ありがとうこの人をアイドルにしてくれて。おかげで当面忘れることが出来ないくらい、目にも心にも焼き付いて離れません。

 そう、忘れようったって忘れられるもんですか、なんてことしてくれたんだ本当にありがとうってずっと思っていて、この先ちゃんと我慢するから、次の未来も天職となりますように。

 ただこれは本人にも言ったのですが、めせもあ。の中でもひときわ光るしごできぶり、これで出世しなかったら誰が出世するんだと思うから、えらくなってどんだけ好き勝手やっても怒られない立場になったときに、その好き勝手の「好き」が私たちの好きと重なったりしたらいいなって、これは往生際の悪さ故ですけれどももうしばらくは思わせてください。

 

 にーちゃんへ。

 気づいたらこんなとこにいた、ならぬ気づいたら後戻りできないレベルで好きだった、でした。

 中野で復帰してからなんだかんだコンスタントに特典会にはお邪魔していて、だけど上手なコミュニケーションの取り方がわからなくて、なんだか保護者面談みたいな会話をずっとしていた気がします。

 だけど私が思っているよりも私はずっとにーちゃんのことが好きだったみたいで、お友達から「にーちゃんのチェキ出たけどいる?」と言われて無自覚な私は首をかしげながらそれを受け取っていたりして、傍から見た私は自分が思っているよりもずっと兄が好きに見えていたみたいです。

 「あれっ私この人の事好きかもしれない」と思ったのはお休みのお知らせを聞いたときだったでしょうか、決定打は明確なのですが(DDP一宮のわんにゃんボーカル)、そこに至るまでの変化は緩やかな坂のようで、正直境界線は曖昧で「いつから」が判然としていません。

 ただ、フォーゲルさんと白服さんの卒業発表があった少し後、先述のチェキをくれた友達とは全く別のところで、違う友達と話していた時に色々と細かいニュアンスは割愛しますが「ヨヲコさんは兄推しになる気がする」と言われて口をついて出た言葉が「そうかなあ」ではなくて「なんでわかったの?」だった時点でなんだか色々決まっていました。

 その時にはもういろいろなことが動き始めていて、生まれたばかり、というかやっと自覚した私のこの感情は継続して抱けるものなのか知ることが出来ず、ただ祈るしかなかった、そんな日々でしたし、事情を知らない他の友達からは「自らハードな道にいったね」と言われたりもして、そうして今に至ります。

 どこが好きかと聞かれたら、アイドルとしてとても器用なのにとてつもなく人間臭いところだと思っています。「器用」って多分誉め言葉としてはあまり適切ではないのかもしれないけど、マルチでなんでもできちゃうしとにかくすべての平均点が高いのに表裏一体の危うさみたいなものもあって、でもそれが魅力的で。

 そうして気が付いたら目が離せなくなりました。

 慈しむって言う言葉が一番近いかな。

 今こうなって二つ後悔していることがあって、いっこは自分の性格的にいずれそうなるってわかってたのに無意識のブレーキを変にかけてしまっていたこと、もう一つはいざ飛び込んでみたら本当に楽しい分同じだけ寂しいこと。

 だけど好きを自覚できてよかったです。仲良くなれて本当に嬉しかった。

 文字に起こすと綺麗にひとネタ仕上がってるみたいなレポを書くのが大好きでした。

 あなたを見ている時間は楽しくて幸せで、たくさんお話ししして沢山突っ込んでもらって、素敵な歌声を聴いて、そんな時間を少しでも作れたことは我ながら超グッジョブだと思っています。

 

 野崎さんへ。

 お久しぶりです茶推しです。そうなんですお忘れかもしれませんが茶推しなんです。

 発表があってすぐのチェキ会で、その後行く二人の去就がぱっきり割れていてどうしたらいいかわからず寺のように駆け込んだ私に、思うままに行ったらいいと思うよと背中を押してくれたこと。

 目いっぱい推し切りたいからもしかしたら今年は少しお話しする回数が減ってしまうかもしれないと、そんな失礼な申告をしに行った私に「仕方ないよ」と言ってくれたこと、そして何より迷わず残る道を選択してくれたこと。全てに本当に励まされました。

 1年半真っ暗だったりグズグズだったり、いろんな悪路をもがき続ける中、何も変わらない野崎さんがとてもとても頼もしくて、だから安心して推し切ることができたし、何よりぶっ飛んでておかしいけれどあなたがとても尊敬できるから、来年もここに居ようと思うことが出来ました。

 あんまりにも嫁が1年半フルスロットルでかっ飛ばし過ぎたせいで、私の想像以上に夫が貴方の心配をしていますが、もしお邪魔することがあったらどうか大丈夫と伝えてやってください。

 1年半野放しにしてくれてありがとう。会うたび新鮮に顔の良さにびっくりしたり会話が成立しなかったりしていますが、思ってる以上にちゃんと好きなので、安心してこいつは俺が好きなんだと思っててください。


 じゃないズの皆様へ。

 お前結局誰が好きなんだよと思われそうだし、実際パーテーションのない特典会などはなかなかに気まずく、私の中で「幸せな地獄」と称していました。

 だけどこの人のところにはこういう気持ちで行きたいとか、こういう感情を抱いているとか、そういうのが一人ひとり違っていて、それが「恋」と「慈」と「敬」で、比較の仕様がなくベクトル違いで大好きだったので全員お前が一番でした。

 だから逆を返せば誰かが欠ければ誰かが代わりになるなんてことはなくて、埋め合わせることなんかできないんだけど、大好きな人がいた場所は私の大好きな場所になって、そこに居続けてくれる人は変わらず私の大好きな人です。

 私はあなたたちが大好きで、だけどどれだけ好きでずうっと見ていたくても、その人生に責任を持つことはできなくて、だから各々の道で責任もって幸せになるための選択をした強い人たちを心から頼もしく、推せたことを誇りに思います。

 100%×3で大好きなひとたち、各々の道に幸多からんことを。

 本当はさようならなんだけど、いいんだか悪いんだかあんまりさようならの気持ちになっていなくて、確かに私たちの目の前から2人は姿を消してしまうのだけど、彼らがずっと仲がいいこと、MeseMoa.というグループを愛してくれていたこと、それから当たり前だけどみんな生きて暮らしは続いていくのだという事実に個人的には随分と救われています。

 大っ嫌いだったりどろっどろに揉めたりしてたら絶望的かもしれないけど、そうじゃないもんなあっていうふんわりとした認識でしかないですけど。

 途中下車はするけれど、いずれ身辺落ち着いて、私の心のカサブタも取れて、いつか穏やかな未来が訪れたその先くらいになったら、ふらっと交わる機会が来たりするんじゃないかなって。期待はしないけど絶望はしない、くらいの感じでね。

 でもやっぱり、できればあともう1回とーといが聴きたいな、聴けるといいな。

 気の多いオタクでごめんなさい。3倍お金がかかって、2倍寂しくて、3倍楽しい人生をありがとうございました。

 

 日付変わって明日の横浜アリーナ、いっぱい泣いていっぱい楽しみます。

 それではまた明日。

 

 

※追記※

 ここ最近の心境を各々歌に準えるムーブメント、私もいっこ出したいと思って音源を探しているのがあったのですが、それを見つける前に「これだ」となってしまった別曲があったので置いておきます。

 (ほんとは同じkainatsuさんの違う曲を置く予定だった)

 よかったら飛んで詳細の歌詞だけでも。

 

Letter

 ちょっと前に1年半もあるなんてお気持ちブログを上げていたのに、時間が経つのは早いですね、気がつけばあと1ヶ月になってしまいました。

 

 12月になったら呟くかブログを書くかしたいなあと思っていたのですが、それよりだいぶ手前だけど1ヶ月前ってどうにも節目というかぐわっと来るものがあって、やっぱ今もう書いときたいなあと思いまして。

 メンバーに向けてじゃなくてこれを読んでくださってる皆様へのお手紙みたいなものです。

 どの立場から何なんだとは思うのですが、どうかどうか皆、心と身体を大切に過ごされますようにというお話です。

 オタク1000人いたら1000通り、1万人いたら1万通りの12月8日があって、なんとも思わないただの1日になる人もいれば、この世の終わりみたいな心境で迎える人もいるかもしれない、横アリで隣にいる友達と同じ考えだと思っていても一つ一つ違っていて。
 だからこういう人へ、って括るのは難しいし、こんなインターネットの片隅で一介のオタクが何か一言二言お気持ち表明したって誰かの何かが変わる訳でもないのは承知の上なのですが。

 どうかご自身を肯定して、思うままにしてあげて欲しいなあと思うのです。

 推しがいなくなって引きちぎれるくらい寂しい自分だったり、推しの卒業を未だに全然受け入れられてない自分だったり、友達がうんと減ってしまう現場を受け入れられない自分だったり、応援したいけど推しがいなくなっちゃうからどこ見たらいいかわかんなくなっちゃいそうな自分だったり、推しはいるけどオタクには一区切りつけたい自分だったり。逆にこれからが楽しみで楽しみで仕方がない自分だったり。

 どんな風に捉えていても、そのご自身を否定しないであげてほしいなあと思うのです。

 胸張って悲しみに暮れたり、逆に何にも思わなかったり、喜んだり心躍らせたり、その全ての感情と行動を受容できたらいいなと。

 そしてどんな感情でもそれはご自身の中の正常なのだと。

 誰かに話したらエッて思われるような心の動きかもしれないし逆に全く動かないかもしれないし、人それぞれきっと違うけれども、どうか(攻撃心を表に出すこと以外は)罪悪感を抱かずにいて欲しいなと思うのです。

 だってしょうがないじゃんこんなの人生の一大事だよ?!!

 

 どうか無理せず、責めず、否定せず。申し訳なさなんて感じませんように。

 

 同時に、これが全ての終わりだとは思わないで欲しいなとも思うのです。

 

 そんな訳ねえじゃんそこまでじゃねえよって思う方は、それはそれで大丈夫です。

 だけど人生全部捧げてて、心が彼らと共にあるから、毎日の辛いを全部ここで浄化させてたから、取り巻く世界があまりにも変わりすぎて、明日からどうやって生きていったらいいかわかんない、っていう人もいるんじゃないかなって思います。

 もしそんな方がこれを読んでくださってたら、まずはあったかくして、食べられる物食べて、目を閉じて、1回朝を迎えることを目指してもらえたら嬉しいです。

 ああやっぱり無理だ辛い、そう思ってもできればもう1日、もう一晩。

 辛いを癒す存在は今目の前から消えてしまって、この先これほど好きになる人は現れないに決まってるって思ってるかもしれないけれど、これがあなたの未来を閉ざす理由にはならなければいいなと思います。

 

 そんなことする訳ないじゃんお前何言ってるのって思うかもしれないけれど。

 というのもその昔、とある大好きなアーティストさんがその活動を終えた日、そのまま未来を閉ざしてしまった子たちが現れたと報じられました。

 

 大好きで大好きで大好きで私この先どうやって生きていったらいいんだよって私も思っていたけれど、それは酷くショッキングで忘れることができなくて。

 

 どうしてもそれを思い出してしまって、それでブログを書きたいなと思っていました。

 伝聞に過ぎないし当たり前っちゃ当たり前だけど、その話はアーティストご本人には2桁年経った今でもタブーだそうです。

 

 その記憶があるから、とてもとても辛くて悲しかったから、どうか、同じようにそれが理由になることがありませんように。

 クソ重な杞憂ブログを書いたオタクだとただ私が笑って指をさされますように。

 メンバーを引き合いに出すのもなんか違う気がして、あくまでもfromただのオタクとしてのお気持ちで、それにはまずご自身を肯定することから始めてあげてください。

 

 私だって未来なんか1mmもわからないから、未来は明るいよなんて軽々しく言えないですけど。

 だけどあのとき大好きのど真ん中でこの世の終わりを迎えたオタクは、今またこうして性懲りも無く生活を投じまくり、別れを目の前にして。あの時の私の言葉で言えば「この世の終わり」は二度とないもののはずなのに、結局経験しようとしていて、そう、月並みな言葉で言えば人生何があるかわからないので。

 あなたのしんどいも悲しいもなんでだよも、全部全部正しいと思います。

 表に出す出さないの選択は必要かもしれないけれど、全然抱えてていいと思います。抱えきれなくていいと思います。

 みんなに等しく残り30日、それから12月9日と2024年があって、それが楽しいなんて思わなくたっていいと思うので。

 

 そうだよなちっとも楽しくないよな!ってネットの向こうで肩組んでくる奴がいると思ってください。

 超楽しいよねええええええって肩揺さぶってくる女がいると思ってください。

 すぐに会えそうな方はまた今度。

 なかなか会えなくなりそうな人はいつか、どこかの世界で、ほんのちょっとでもあなたの支えとなる楽しい何かが見つけられますように。

 

 そしてどこかでまた会えたりしたら、その時はまたどうぞよろしくお願いします。

キングギドラになれなくて

 

 推しTが着たいんです。


 いや好きに着ればいいじゃんって話なんですけどね。

 というのもこのブログでもそこかしこでも事あるごとに話してますが、私は複数推しでして。アクスタとか写真とかはそのメンバーのを全部買って持ち歩けばいいんですけどTシャツって胴体が必要じゃないですか。

 足りないんですよ。(胴が)

 なので基本ツアーTがメンバーごとの時は基本見送ることが多くて、武道館とかグループで1種の時を狙って買ってたんですよね。

 おまけに野ゲル推しだったところが気付いたら兄まで大好きになっちゃって、今やがっつりじゃないズ推しとしてやらせていただいてまして、深刻な胴体不足に拍車がかかってしまいまして。

 でも9人体制最後のツアーじゃないですか。推しTを着たかったんですよ。

 

今回こそは推しT着たいんだけど推し3人いるからキングギドラになりたい

— ヨヲコ (@umeyashikimsmn) 2023年7月17日

 

 呟いてからキングギドラも胴はひとつと言われて「それはそう」と思いましたけど。

 その話をしたら夫に「尻尾は2本なんだよ」と言われてそれは知らんがなと思いましたけど。でもほらキングギドラ首長いから一応筒の部分はなんとかいけるじゃん?多分根元のとこでくしゅくしゅになるけど一応通せるっちゃ通せるじゃん?

 

 とはいえ1ヶ月でキングギドラになる方法が浮かぶわけでもなく、仮になれたとしても接触の時にうっかり推しを燃やしちゃったら困るし、どうしたもんかなあと思って色々思案してるところで、ちょうどハロプロさんのGUコラボがありまして、TLにJuice=JuiceちゃんのTシャツをトートバッグにリメイクしてる画像が流れてきたんですよ。

 

 これだ。

 

 そっかそっかこの手があったか着るにこだわると要胴体×3だけどリメイクしちゃえばいいじゃん。プリントが横長だからそれを縦に3つ繋げてチェキの板バみたいにしたら可愛くない?

 

 こういう感じ。

※画力は致命的に欠落しています。

 

 いける。

 

 幸い裁縫はできるのでハードルは低い。ちょっと圧が強いけど一面にじゃないズちゃんをまとめて反対側は普通の布にすれば電車とか公共の場でも大丈夫。多分。

 

 よし、買おう。

 

 ということで買ってきました。

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 えっ可愛い(新鮮な驚き)

 皆表情豊かだね顔が良いね……イルミラクルの口に合わせて喜怒哀楽織り交ぜててかわいいね……

 そんなわけでメインの材料は揃いました。これを縦に並べて縫い合わせて一つのバッグになるようにお仕立てすれば私の理想の推し3人が並んだバッグの完成です。

 試しにちょっと並べて仕上がりを確認してみましょう。
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 ……でかいな?

 

 左に置かれてる50センチ定規から余裕ではみ出る大きさ。賞味60センチ。床につけて私の腿の上半分に到達しようというサイズ感。

 

 床からの高さでそれくらいってなって真っ先に頭に浮かんだのはこういうカートなのですが。

【楽天市場】ショッピングカート 買い物カート おしゃれ 折りたたみ 2輪 大容量 保冷 使いやすい ショッピング かわいい 買い物 保冷バッグ バッグ バック カート 高齢者 軽量 便利グッズ お年寄り お買い物カート 妊婦ショッピングバッグ シニア:LaLaLastore (rakuten.co.jp)

 

 いくらなんでもでかすぎる。

 おばあちゃんカートの高さ超えてんじゃん……ちょっと腕伸ばして持とうものなら速攻で床ずりっずりになって一番下に来た推しとか確実にぼっそぼそに汚れるじゃん……推しの可愛い顔台無しじゃん……

 そんなことは決してあってはいけません。かなり名案と思っていたのですが、方針転換を迫られる事態となりました。推しの顔は絶対的庇護対象なのでね。

 

 案2→2・1に分ける

 3つ繋げると60cmアッパーの圧つよつよトート。ならば下の画像のように2・1に分ければ単純に縦のサイズは縮小されます。

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 ただその場合、誰を1人面に持ってくるかという新たな問題が。

 誰かが一推しとかならそれもできたかもなのですが、全員一番なので決めることができません。お前とてもじゃないけどそうは見えないぞとか言わないの。

 実はこの3つ繋げるとでかい問題は茨城で買って広げた時点で判明してまして、その場にいたお友達に「2・1でやるとしたらどう分ける?」と聞いたのですが、巻き込むだけ巻き込んで明確な答えは導き出せず、危うく決定打がイエベだからになるところだったのですが、言うて考えたら緑も茶色もイエベ向けっちゃイエベ向けなわけで。

 あと現場では平気だけど両面に6ないし12の顔をバーンバーンと並べたトートを両親も同級生も妹一家も住んでる地元からばばーんと見せびらかして歩くのはちょっぴり勇気が要りそうで、どうしてもノーマル面も欲しく。

 

 茨城帰りにテンション上がりまくってTシャツをちょん切るだけちょん切ったものの、結局その日は結論が出ず、せっかく買った推しTちゃんたちはそのまま数日塩漬けの憂き目に遭ってしまいまして。

 

 で、事態が動いたのは数日後。たまたま出かけた近所の雑貨屋でこんなトートバッグが目に留まりました。

仕切りロゴトート(アイボリー): ALL|Bleu Bleuet(ブルーブルーエ)

 

 たまに見かける、真ん中に仕切りがついたトートバッグですね。

 これね、現物見るとわかるんですけど、二つのトートバッグを縫い合わせてあるんですよ。

 イメージこんな感じ。縫い合わせるっていうかもともと大きくひとつに作って分割してる感じですね。大きな布を筒状に縫って取っ手を付けて、真ん中の点線のところを縫ってそこから折ってあげれば大きな双子バッグになるのです。

 さっきの通販で見たやつはしっかり仕切りとして扱えるように縫い合わせちゃってましたが、そこで縫い合わせないでどっちに折っても使えるリバーシブルスタイルにすればいいんじゃない?

 そんで1面1メンバーにして都度折り返したりすれば全メンバーの平等性も保たれるんじゃない?

 見えた。

 

 光明が見えました。

 そうと決まれば話は早いので早速作業を開始します。

 まずは伸縮性のあるTシャツ地なので、そのまま使うと耐久性も心配だし布も伸びて縫いづらいので、がっつりと前面に接着芯を貼り付けます。接着芯というのは補強用のアイロンシートみたいなものだと思ってください。

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 それなりのサイズと絶対に歪みを入れたくない執念でアイロン台を使用せずフローリング直置きで接着芯をアイロン付けまして、アイロンでプリントが溶けて床にかわいいお顔が転写でもされたらどうしようかと思いましたが意外と大丈夫でした。でも剥がす時にペリペリ言ってて怖かったので真似はしない方が良いタイプの暴挙です。

 で、接着芯で補強が済んだらバッグの形に裁断します。

 どうせ作るならどーんとでかい方がいいよなと思って結局縦は50cm近くなりました。結局おばあちゃんカートサイズに変わりはありません。

 単体での写真を撮り忘れましたが全4面必要なので残りの1面の対ご近所仕様ノーマル布面および裏地はニューシングルにちなんで星柄をセレクトしました。あおいくんセンターおめでとう。

 裁断が終わったら端を始末していきます。

 ほつれる生地ではないのですがとにかく伸縮性があるので、できる補強は全部取り入れる構えです。

 綺麗な顔が手前から奥へと眺めていくのを眺めながらひたすらに回るをぐるっと一周端ミシンで処理していきます。

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 そんな感じで強度に留意しながら下準備を進めていき、いざ組み立てのとき。

 

 待って、誰をどの面にしていこう??

 

 誰かを単独面にする案は消えて1人1面にしたので誰かが突出してどーんは避けられました。ただ上図のような構造なので誰か2人は向かい合わせになり、1人は単独になります。

 そう、向かい合わせ。

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 向かい合わせ。
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 背徳感がすごい。

 

 私は悩みました。構造上どこかはこうなる運命にあるのです。止むを得ません。

 深い意味はないのです。ちょっとウのところがパッて目に入るのでアッ///ってなるだけ。深い意味はありません。あと地雷もないし全部おいしくいただけますけど組み合わせとしての最推しでもありません。すいませんなんでもないです。

 

 決められない……向かい合わせべったりになる2人を決められない……そこから外れる誰かを私には決めることができない……どうしよう……

 そうだ。

 フォロワーさんに決めてもらおう。

 そう、これはそういうアンケートだったのです。

 すごい知らんがなオブザイヤーなアンケートでごめんなさい自分で決めろよって話なんですけど!決めきれなかったの!!!

 

 ということで44名の方に助けていただいて選ばれたのは緑ということで、緑色を単独で配して濃桃と茶色を向かい合わせに。ごめんねフォーゲルさん寂しい思いさせちゃって;;(本当に黙って)

 ついでにただパタパタ折り返しだけだと何かの拍子に全部開いちゃって中身をぶちまけたりしかねないのでサイドに金具を付けて固定できるように。

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 縫ってる最中ずっと顔がいい。

 

 取っ手を付けるところに余った接着芯を貼って補強をしますが、見えない+自分用ともなると信じられないくらい雑です。せめて四角に切れよ。

 (人様に作るときはちゃんと定規使って真四角に切るよ!)

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接着芯のところに取っ手を挟みながら、表地と裏地を縫い合わせていきます。
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ちなみに構造的にはこんな感じ。

 伝わる気がしないけど取っ手を挟みながら長ーーーーい袋状を作ってから真ん中に裏地を入れ込むイメージです。いいよね作り方説明用ブログじゃないから雑で!!

 

 で、完成したのがこちら。

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 ほら!!パッと見たら一見普通のトートバッグ!!ちょっとピンクはみ出てるけど!!!

 で、横から見るとこんな感じ。

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 パタパタすると推し3面をこんな感じで出すことが出来ます。

 かくしてキングギドラにはなれませんでしたが、推しT3着を全て身にまとうことに成功したわけです。

 是非この夏のツアーとリリイベにはこの子を引っ提げ、お見送り回などの際は全ての面を早業で切り替えて推しアピールをしたいと思っています。

 嘘ですさすがに全中身ぶちまけるので無理です。

 

 唯一の難点としては先日の特典会中なども待機列であのオタクすげえ魔改造してんな的な視線を受けた自覚がありまして、このブログをもって盛大な自己紹介となってしまうことでしょうか……パッと見は穏やかに暮らしてますのでどうか温かく迎えていただいて……何かご迷惑をおかけしたりしたら本当にすみません……

 でも会えたお友達に「すごーい!」って言ってもらえてすごく嬉しかったんです……

 

 何なら誰か追随してくんないかなって思ってるまであります。2人~4人までならこの手法で行けますので、もし作りたーいって方がいたらお試しください。縦横目いっぱい取ればうちわも余裕で入るよ!

 

 なお製作費については決して考えてはいけない問題です。

 たとえ推しT3着+他資材でPORTERとかジルスチュアートのバッグとだいたい同じくらいの値段になってしまって絶対ミスりたくなくて作業中超びくびくしてたとしても。

 

 お読みいただきありがとうございました。

 


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 最後の画像に深い意味はありません。

Keep her steady!

 しみじみ、誰かを推すことは自分と向き合うことなんだなと思いました。

 

 私も同じ、と思う方も全然そんなことない、と思う方もいると思いますが、主語の大きな話ではなく、私個人の、さらに私に限って言えば頭に「DDの」を付けた方が良いかもしれないような話です。

 

 2023年8月4日~6日宮城3DAYS、8月7日フォーゲル聖誕祭を終えまして、帰宅してからあの日からの自分のブログとツイートを見返していました。

 

 去年の聖誕祭終わりも本当にかっこよかった、この人には敵わないってブログを上げたけど、その時とも比べ物にならないくらいにすっきりしてて、あー寂し!!!楽しかった!!!!大好き!!!!ってすごいカラッとしてて、そんな変化に自分でも驚いたのが見返すきっかけでした。

 で、実際読んでみると全然変わらないじゃんと思うところも随分と違うなあとも思うところもあって。

 始めは「嫌だ」「寂しい」「なんで」「楽しそうなのに」とか、ガッチガチでごつごつした岩みたいな形状をしていて、だけど剝き出しの岩石を晒したくなくて、それを打ち消すような、殊勝で言い聞かせるような言葉たちで覆ったり、なのに時々突き破ってごつごつが顔を見せたり。

 落としどころがつきましたみたいにすまして(られてたかわからないけども)るように見せかけて、ああ私ぐちゃぐちゃなんだな、と手に取れてしまうような感情が言葉の奥にに見え隠れしていました。

 あそこから400日ちょっと、発表後の初めての接触があって、ライブがあって、誰かと話して、誰かの呟きに触れて、新しく好きを自覚して、どこかに行って、何かを食べて、家族と過ごして、風邪ひいて、元気に過ごして、寂しい日があって、あれ私大丈夫じゃない?!って日があって、無理って思う日があって、更なる変化に直面して、新しい曲に触れて。

 400日とちょっとの間に起きた出来事となんにもないことと、その一つ一つに撫でられたり、拭かれたり、包まれたり、時として削がれたり、しばかれたり、蹴り飛ばされたり、そんな風にして形作られて、上流の石が流れて丸くなるみたいなイメージを経て、今日の私というオタクがあるような気がしています。400日に限った話じゃないな、きっとオタクになったその日からずっとそう。

 だけどやっぱりこの400日ちょっとは特別に濃くて、ああ私はこの人たちが好きなんだっていうのと、この人たちもこの人たちのことが好きなんだ、っていうのをこれでもかっていうくらい思い知らされました。

 

 幸せになってほしい、って烏滸がましいことかもしれないけど、「自分が選んだ道を肯定して、ちゃんとその道で花を咲かせてみせたい」っていう昨日のフォーゲルさんの言葉が深く深く沁みて、理解してたはずなのにああそうか、みんな選んだんだなって改めて感じました。

 

 「これ!!!」がある人もない人も、これから去る4人も、残る5人も。迷って悩んで、だけど大きな変化の中で選んで決めて、これからそれを自分の力で正解にしていくんだなって。今正解かどうかなんかわかんなくて、でも正解にするんだって各々が決めて、今が、未来があるんだなって。自分の未来を正解にしていくことは自分にしかきっとできないけれど、誰にしても身を切る選択であろう中、それを認め合って「背中を押したい」って言える関係って奇跡だし、かっこいいし、羨ましささえあります。

 

 好きだから否定したくない、の感情は気が付けば好きだから肯定してあげたい、になって、そこから更に行ってらっしゃい!と応援するよ!に形を変えて。

 現実的にその道を正解にするプロセスに関われなくなってしまうのは寂しいけれど(ていうか全般大前提としてめちゃくちゃ寂しいけど)、5人の選択は肯定して正解にする過程に関われるんだなって、それが4人がまっすぐ進む糧にもなるんだなって思うようになりました。

 

 あとね、誰かの言葉を否定するものではなく、ただただ私の中の枷のようなものなのですが、スキルとか才能とか、人が持ち合わせる無形のものに「勿体ない」「惜しい」という言葉は使うことをなるべく避けていたところがあったんです。

 というのもとある分野において大変才能があるのにあまりそれを外に出したがらない友人がいまして、彼女がそれに対して「勿体ない」をいう言葉を使われることを殊更に嫌がっていた経緯がありまして。そうか「勿体ない」は誉め言葉ではなくて、その人の違う可能性を否定する言葉にもなり得るのかもしれないと思いまして。

 だから昨日「惜しいなって思わせたい」って聞いたとき、びっくりして、だけどすごく安心したんです。あ、いいんだって。

 更に言うとその少し前、卒業してもにーちゃんで居続けたい、歌い続けたいって言ってくれた兄もに対してもすごく安心したんです。

 勿論人それぞれの感じ方だしあまりにも強い勿体ないは私自身が躊躇うけれど、でも損失を惜しむのは少なくともフォーゲルさんの中では未来の否定ではないんだ、兄にとって違う道に進むことはもう一つの否定ではないんだって、そう知れたのが嬉しかったです。あーーーくそそっちいったかーーーー!!!!絶対そっちでも活躍すんだろうなーーーーでもこっちももっと見てみたかったなーーーー!!!!みたいなそんな心境です。

 

 でも大丈夫、その道で合ってるよっていつかの未来に、ごつごつとした「絶対言ってやる」から柔らかい「言える気がするな」に変わったようなそんな残りあと4ヶ月。

 

 聖誕めちゃくちゃに楽しくて可愛くてかっこよかったです!!!!!フォーゲルさんお誕生日おめでとう!!!!

 まだ買ってない人は是非!!!

ATO-HANTOSHI

 イコール、あれから凡そ1年。

 

 あと何回ブログ書くかなって思ってたけど、当初の予想よりは意外と少ないなあなんて思いながら6月を迎えました。

 誰かに同意を求めるでも何かを訴えるでもない、私というオタクの感情の経過観察的なブログだと思ってください。

 今この時点で何があったって訳でもなく、現時点で感情の乱高下のピークは昨年末で、かといって凪いでいるかと言われればそうでもなくて、ひとつひとつのライブやイベントごとにワーーーーーーーってなって考えたり好きと寂しいが増したりなんだりしているのですが、今のところは比較的穏やかに、そして幸せを噛み締める時期に来ています。

 

 全力で駆け抜けられるのって幸せだなーって。

 

 オタクってそれまで全然普通に暮らしていたのにある日突然パーンって雷に打たれて突然何かにおっこちる後天型と、もう産まれる前から遺伝子情報に書いてあるんかレベルでオタクが染みついてる気質型があると思うんですけど、私はもう典型的な気質型でして。

 どのくらいかって言うと歌番組に推し(っていう言葉ではなかったけど)が出なかったっていう理由でテレビの前で寝るまで泣き続け、呆れた親に小1の保護者文集でエピをびっちり晒されたくらいに気質というか先天性のオタクです。

 そんな感じで生まれて〇年、ハマったジャンルは数知れず、何にもハマっていない時期は生きてる年数の5%未満なんじゃないかみたいな人生にもかかわらず、そんな中で「推し切った」って言える人たちがどれだけいるだろうって考えると、こんなにたくさん沼落ちしてるのにたった1組だけで。

 そしてこのそこそこ長いオタクライフの中で、今を抜かすといつが一番幸せでしたかって聞かれたら今でも圧倒的にその瞬間なんですよね。

 

 

 人間の、こと私の感情などというものはどうにもいい加減なもので、1年前、2年前を思うと、変わらないものもあるけど少なからず変わりゆくものもあったりして、「一生大好き」なんて言っていてもある日突然「次」が降ってきてしまうこともあれば、環境の変化だったり、お金や時間の物理的なキャパの限界で好きなものを2つも3つもいっぺんに追えなくて、どちらかの優先順位が下げざるを得なくなったり、結果引きずられて少し気持ちが離れてしまうこともあったりして。

 どんなにずっと好きと言っていてもどんなに長くても、不意にそんなことが起きないとは言い切れなくて、いつかどこかで惰性みたいなものが生まれたりする。そんなことあるはずないって今は思っていても、経験則的に私は絶対なんて言えないんだろうな、単に未来が遠いだけなんだろうな、っていう思いが少なからずありました。

 そして、そうやって少し気持ちが離れてしまったかつての推しが脱退したり、活動休止したり、そんな場面に触れるたびによぎる「あ、やめちゃったんだ、そっかあ昔好きだったのにな」の感情は平坦で、確かに大きく揺さぶられはしないけれど、いつだって漠然とした虚しさと申し訳なさが付き纏うもので。

 

 それが今回はまるで逆なんですよね。


 ロクブンノキュウで大好きなメンバーと力を合わせて1.5倍以上の輝きを見せてくれる姿も、どかどか発表されるイベントも特典会も、日々の配信も、何気ないツイートも。

 困ったことにどんどん好きになる一方なんですよ!

 

 「大好き」のどピークで終えられるのって、しんどいけど幸せだ。

 これが半年を残した私というオタクの何よりの感情です。

 

 1秒だって失速のしようがないフルパワーの1年半だから、ないとはわかってるけどこれで例えば事態がひっくり返るような事が起きたとしてたら多分逆に「まってごめん無理」ってなってしまう気がするし、ここで言うフルパワーはあくまで気持ちの問題でお金とかの話ではないですが、それでもやっぱり「臓器 売り方」で1回調べる事態になる気がするし。
 
 腹括ったんかって言われたら全然なんですけど、たくさんあるオタク人生分岐点の先の未来のパターンを順位付けしたとしたら、訪れるだろう未来は少なくとも一番下に位置するものじゃない気がするなっていうのが、私というオタクの今の思うところです。

 

 言うてお前複数推しやんけその先についてはどう考えとんのじゃっていう話はまたおいおいどこかで。

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。

 あと半年後悔なく、健康で楽しく暮らします。

 

 

 

完全撤収コンサート(何の話か即バレるな)でしこたま泣いて、終演後の広場で皆でラストシングル踊って、そのまま10人くらいでカラオケに行って全曲入れて徹夜でマイク無しの泣き笑い大合唱して帰ってきたオタクのアオハル

Bメロのあとで

 正直に言うと、武道館なんか来なければいいのにってずっと思っていました。

 

 楽しみな気持ちに嘘はない、どんなパフォーマンスを見せてくれるんだろう、9人が、推しが作り上げた見せたい景色はどんなものだろう、わくわくする気持ちも抑えることなく持ってはいたけれど、私の中でその日は「終わりの始まり」の日でした。

 
 どう足掻いたって年末は来るのに、私の中で3/14をトリガーと捉えている節があって。

 その日を境に転調して、ひとつのクライマックスに向かっていくようなそんなイメージ。
 ここがいちばんの大サビであとはアウトロみたいに捉えてしまっていて、心待ちにしているとはお世辞にも言えない自分がいました。

 

 始まったら終わっちゃう。過去をなぞって来たる未来を示唆する演出があったりするのかなあ、嫌でもそこで思い知らされたりするのかなあ、私はそれをちゃんと楽しめるだろうか、体の中がぎゅっと痛くなったりしないだろうか、終わった後にどうなってるんだろうかって考えてしまったりして。
 そんな息苦しさを抱えながら、でも言い聞かせるように楽しみ!って何度も繰り返して3/14を迎えたのですが。

 

 びっくりするくらい楽しかったんです。

 

 絶対に来ると思っていたしんどさはなくて、ただただ楽しくて、9人がずっとステージの上にいて、映像で沸いて笑って、ああそうか彼らが見せたかった景色って、MeseMoa.って、「楽しい」の具現化なんだって、知ってたはずなのにすっかり忘れてしまっていたことに気付きました。

 ツイートでも書いたのですが一言で言えばおもちゃ箱みたいな、大好きと楽しいをひっくり返してぶちまけたみたいな空間でした。

 アーカイブをこんなに見返すのなんて初めてじゃないかな、1日24時間を4時間ずつに分けてずっとリピートしてるみたいな感じ。嘘ですごめんなさいスパイのところだけ明らかに再生回数多いんですが、それと同じくらい繰り返しちゃうのが横アリ発表のくだり。

 武道館が始まる前の私で言うところの「終わりの始まり」の終わりの部分で、なんだろう、寂しいはずなのに、それと闘わせたらけっこういい勝負になるんじゃないかくらいの嬉しいがありまして。

 まだ明確に言語化できてないんですけど、アウトロじゃないじゃんこっから先ラスサビもっと盛り上がるんじゃん!って知ったみたいなワクワク感。あと単純に「キャパによっては入れないかもしれない不安」から解放されたのもちょっとあるのかな。

 その日が最後になっちゃうんだなって思うとやっぱり寂しいを拭うことなんて到底無理だけど、それでもしょんぼりよりもこうしちゃいられねえって屈伸する心が勝って、あの6文字が一文字ずつ表示されて9人が絶叫する姿が、そしてそれを喜ぶ姿がなんだかすごく嬉しかったのです。

 

 ちょっとした言い回しの話かもしれないけど、「ツアーファイナル」で「卒業スペシャル」っていうのがなんかいいなって思ったんですよね。

 新しいお客さんもたくさん呼びたいキャパなのに「卒コン」ってなると新規の方にしてみたらすごい荷が重い気がしてて。

 それが「ツアーファイナル」で「卒業スペシャル」って位置付けだと、それは勿論セレモニーはあるだろうし間違いなく泣くけど、卒業のためのコンサートじゃなくてツアーのファイナルなんだなっていう、なんかうまい伝え方が見つからないけども新規の方に幾分優しい響きに思えまして。個人の感覚ですが。

 

 この9か月ぐるぐる考えたたくさんの寂しいとしんどいの感情の中に、2024年からの不安がありました。
 いなくなっちゃうのは寂しい、私もしばらく直視できるかわからない、でもそれでMeseMoa.を見る人が減ってしまって、推しの門出が未来のヘイトを生むような事態になったら本当に嫌だって、不安で仕方ありませんでした。
 
 それが武道館が本当に楽しかったことで、ああきっと最後の日もすごく寂しいけどすごく楽しいんだろうなって思えたんだと思います。
 すごく楽しくて、きっと武道館の日がそうなったように横アリの日にも初めてMeseMoa.を見る人が沢山来てくれて、MeseMoa.を好きになって帰ってくれるんじゃないかなって。

 きっとこの人たちは横アリでも誰も置いてけぼりにしないだろうなって。

 

 2023年12月8日、横浜アリーナ。どうかどうかたくさんの人が来てくれますように。

 そして、違う道を進む二人には野崎さんの言葉を借りると「誇りと宝物」を。
 残る7人(って信じてる)には新しいイルミィとMeseMoa.の明るい未来を。

 

 そんな未来がくればいいな、本当に来るのかもしれないなって思えた3/14でした。

 

 あとは……ほんとスパイ動画が好きだったのであれで1本映画撮ってください……土下座とか全然しますので……無理なら綺麗な映像ください……